IBM Cloudライト・アカウント

1. IBM Cloudライト・アカウント

 

IBMクラウドサービスは、旧来は、Soft Layer(IaaS)と、Bluemix(PaaS)の

2つのブランド名であったものを、Bluemix に統一されましたが、現在は、さらに「IBM Cloud」に変更されています。 
11月1日から、無料の「IBM Cloudライト・アカウント」が提供されました。
以前も、トライアル期間後に無償枠があったのですが、クレジットカード登録が必要であったため、学生さんとかは利用困難だったと思います。
ライト・アカウントでは、クレジットカード登録不要で、課金の心配もなく、私も早速登録してみました。

制限事項としては、
・メモリが256MBまで。 メモリ枠は小さいですが、簡単なアプリを1、2個は実行できると思われます。
 学習・トライアルや開発目的で使用するような使い方を主に想定していると思われます。
・10日間 開発なしでアプリを自動停止 (停止前に警告のメールが届きます)
・30日間 活動なしでサービスの自動削除
・地域に「米国南部」を選択
・主要サービスを利用可能とあるので、全てのサービスが使えるわけではなさそうです。

 

2.IBM Cloudライト・アカウントの登録とサンプルアプリの実行

https://www.ibm.com/cloud-computing/jp/ja/bluemix/lite-account/
から「ライト・アカウントを今すぐ登録」を押し、登録画面で、
E-Mailアドレス、名前、姓、国、電話番号、パスワードを入力し登録すると、
確認用のメールが届くので、Confirmすると、登録完了します。

https://console.bluemix.net/dashboard/apps/
でメールアドレスと、パスワードを入力してログインすると、ダッシュボード画面となります。

IBM Cloud デベロッパーズ・ラウンジ
の中の、IBM Cloud (Bluemix) でアプリケーションを作ろうにある、メモ・アプリケーションを手順に沿って、登録して実行してみました。

 

事前に、Gitクライアントのインストールと、
IBM Cloudコマンド・ライン・インタフェース(CLI)のインストール が必要です。
CLIは、https://console.bluemix.net/docs/cli/reference/bluemix_cli/get_started.html
より、MacWindowsLinux 用のインストーラがダウンロードできます。
私のPC環境は、Windwos7(64bit)なので、Windows用のインストーラよりインストールしました。
デフォルトでインストールすると、C:\Program Files\IBM\Bluemix\bin にインストールされます。
コマンドプロンプトより、bluemix コマンドオプション または、 bx コマンドオプション で実行します。

メモ・アプリケーションは、Node.js + Expressフレームワークで作成されたサンプルアプリで、Cloudant NoSQL DBにデータを格納する手順も記載されています。
Cloudantを設定して、DBにデータを格納することはできましたが、
なぜかCloudantのコンソールがエラーで立ち上がらなくなってしまいました。
そのうち原因を調べてみます。

しばらくは、この環境を使って遊んでみたいと思います。